1ヶ月でも合格する,それが日商簿記3級
簿記3級なんて1ヶ月も勉強すれば余裕ですよ!
なんて話を聞いたので,「じゃあやってみるか」と勉強し始めたのがきっかけです.
(人によっては全く知識ないけど計20時間の勉強で合格しましたという人もいるらしいですが,それは天才だけです,鵜呑みにしないでください.)
結構軽い気持ちで1ヶ月前に勉強を始めましたが,先日ついに日商簿記3級に合格しました.
ここでは日商簿記3級に合格するまでのスケジュールと具体的な勉強方法についてまとめていきたいと思います.
合格までのスケジュールと勉強方法
まずは参考書を購入します.
これがないと始まりません.
書店で色々読み比べてみましたが,「スッキリわかる 日商簿記3級 第12版」がイラスト付きで最も読みやすかったので購入しました.
次に問題集を購入します.
簿記3級は過去問が一般公開されていないので,演習をするためには別で問題集を購入する必要があります.
これも色々読み比べてみましたが,自分は「スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集」を選びました.
先程紹介した参考書と同じシリーズで,予想問題9回分を解くことができます.また本番と想定したネット試験5回分を受けることができるので,非常にオススメです.
この2冊を使って勉強を始めていきます.
大まかなスケジュールは以下の通りです.
- 1週目:参考書を流し読み.難しくて理解できない部分はチェック(付箋)して読み飛ばす
- 平日:30分,休日:1~2時間
- 2週目:1週目から続けて参考書を流し読み.一通り読み終えたら参考書の演習問題を解き始める
- 平日:30分,休日1~2時間
- 3週目:参考書の演習問題を一通り解き終える.この時点で合格に必要な知識は身についてるはず.
- 平日:1時間,休日2~3時間
- 4週目:予想問題集をひたすら解く.ネット試験を受ける場合はネットで解くようにする.
- 平日:1~2時間,休日2~3時間
- 試験当日まで:予想問題の解き直し.特に第1問の「仕訳」を反射的に解けるようにしておく.
重点的に勉強したところ
基本的には参考書に沿って勉強すれば良いのですが,実際に問題を解いてみると「あれ,これってどうやって解くの?」みたいなことがよく起こります.
特に,第3問の「決算整理」が結構難しいです.
ただある程度パターンは決まっていて,「精算表の完成」,「貸借対照表・損益計算表の完成」,「決算整理後残高試算表の完成」です.しかも全てのパターンにおいて「問題文を読んで仕訳をする->表を完成させる」と解き方が共通なので,特別な対策は必要ありません.
ではなぜ難しいのかというと,各勘定項目が貸借対照表と損益計算表のどちらに当てはまるのかが分かりづらいからです.
正直これは覚えるしかありません.未払〇〇や前払〇〇は負債なので貸借対照表,〇〇益や〇〇費は収益なので損益計算表という風にある程度覚えやすい項目はありますが,結局は全て覚えるしかありません.問題集を何度も見直してしっかり身につけましょう.
試験本番に気をつけること
まずは電卓を購入しておきましょう.
関数電卓や高機能な電卓は使えませんので注意です.
自分は100均(ダイソー)で購入した電卓を購入して使用しました.
また試験本番での問題を解く順番ですが,自分は「第1問(15分) -> 第3問(25分) -> 第2問(10分) -> 第1問見直し(10分) -> 第2問見直し(残り時間)」という流れで解きました.
試験時間が60分とかなり短いので,全ての問題を見直す時間は正直ありません.
ただ第1問は45点と配点が高く見直しもしやすいので,優先的に見直しをしましょう.
反対に第3問は配点は35点と大きいですが見直しがしにくいので後回しにします.
よく起こるのが「借方と貸方で数字が合わない」という現象です.こうなると修正に時間がかかってしまい間に合わなくなるので,第3問は最初から確実に解いていくor部分点狙いでいきましょう.
さいごに
最後に告白すると,「独学1ヶ月で日商簿記3級を勉強して合格する」のはキツイです.
言ってしまえば2ヶ月くらいで余裕を持って勉強した方が良いです,絶対に.
ただ「どうしても短期間で合格しないといけない」とか,「2ヶ月も勉強するのは嫌だから,サクッと勉強して合格したい( <- 自分はこれです)」という方には,本記事は結構参考になったのではないかと思います.
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