こんにちは,oyoshiです.
前回の記事に対して,予想以上(バグかなってくらい)に反響及び共感をいただき,嬉しいというよりかは驚きの気持ちでいっぱいです.

それに加え,言葉足らず故に色々誤解をされている方もいらっしゃるようです.
本記事では,いくつかの誤解に対する訂正と,その後の経過報告を書かせていただきます.
留年が決まったタイミングについて
修士論文(大学院の卒業論文)では,学士論文(大学の卒業論文)と違い,新規性(オリジナリティ)が求められます.
そのため修士論文の認定には,各専攻に所属する全教授の厳正な審議が行われます.これを一般に修士論文審査会と言うらしいです.
この審査会に出すには,修士研究の内容をまとめた修士論文を書き,「指導教員に内容を確認してもらう」必要があります.
この,「指導教員に内容を確認してもらう」という判断材料として,論文提出前に行われる研究室内でのゼミ発表時に,研究の新規性を主張し,教授の厳しい質疑応答に答え続けるということを行います.
もし,この質疑応答に教授が納得いくような回答ができなかった場合,審査会に出すことができなくなります.例え論文を書き上げていても,です.
私はここで,教授の納得がいく回答をすることができず,不合格となってしまいました.
新規性はどこですかという質問内容で,自分なりの回答を示したのですが,その内容は修士じゃなくてもできる,新規性と主張するには弱すぎると言われてしまいました.
このような経緯があり,教授からは留年を勧告され,その結果,留年となりました.
留年までの経緯
前回の記事に対して,いくつかコメントをいただきました(ありがとうございます)
共通するコメントとして,教授が悪い,何をしていたのかという内容をいただきました.
この質問に対して,確かに自分でも納得のいかないこともありましたが,不合格となったのはあくまで自分の責任です.
ただ,よく留年の理由として,サボっていたから留年したという話を聞きますが,自分はサボっていたわけではありません.あくまで自分の中では,ですが...
私の研究室は,自分が興味を持つものは何か,その分野において解決したい問題は何かを基準にして,研究テーマを決定します.
ただし,単に興味を持つことならなんでもいいというわけではなく,その内容が研究するに値するかどうかを教授に対して主張しなければなりません.この主張が通らなければ,研究テーマとして認められないというわけです.
私は大学院に入ってからいくつか興味を持つことを主張し,「この研究がやりたいです」と言いましたが,認められませんでした.まあ,関連文献の調査不足とプレゼン能力が足りなかったことも原因の一つとしてあるのですが...
半年くらいそれを続けて,結局教授に提案してもらった研究テーマで研究をすることになりました.
最初,研究テーマを言われたとき,正直にいうと「これって結局何がしたいんだ???」と思いました.色々研究内容に対して指導はいただいたのですが,研究を進めていくにつれて謎が深まるばかりでした.
もっと関連研究を読め!!と,よく言われたのですが,「関連する研究ってなんだよ...」と思うばかりでした.今思うと,自分の研究内容をちゃんと理解していないのに,調査なんてできるわけないんですよね.
それでも自分なりに研究を進めてはいたのですが,毎回のゼミで言われるのは「それやる意味あるの?」とか「何いってるかわからない」の一点張りでした.それも指導の一貫だとは思うのですが,「もっと具体的なこと言ってくれよ」とずっっっと感じていました.
本当にどうすればいいのか分からない時は直接相談に伺ったりもしました.ただ相談するのも週1とかだったので,今思えばもっと相談すれば良かったと後悔しています.
色々書きましたが,結局,自分の研究のやり方が下手くそだったという結論に至ると,私は思っています.
なのでこれだけは言っておきます.留年した責任はあくまで自分であると.
まあ付け足すと,教授のことはあまり好きではないんですけどね.
1週間経って…
前回の記事で挙げた4つの問題について,「下宿先」と「金銭問題」は何とかなりそうです.
下宿先には,これまで住んでいた家にこれからも住めることになったので,一安心です.
金銭に関しては,留年になった旨を直接親に相談しました.すると,親も援助してくれることになりました.
本当に良い両親を持ったと,この年齢になって思いました.感謝しかありません.
ただ,家賃,食費,生活費全てを頼るわけには行かないので,掛け持ちバイトも始めることにしました.
あと2つの問題については,進展があり次第,報告したいと思ってます.
最後に
前回の記事の反響が大きく,自分でもびっくりしました...
数的な部分で言うと,5桁を超える方々に私の記事を読んでもらいました.
様々なコメントもいただき,中には励ましの言葉もありました.
本当にありがとうございます.
このことを励みに,これからもがんばっていきます.
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