本記事について
C問題は「総探索」,
D問題は「優先度付きキュー」,
を使って回答した
A問題 「Payment」
1000円札だけで買い物したら,いくらのお釣りが出るかという問題.
難しく考えず,問題文そのままって感じ.
n=int(input())
for i in range(1000,10001,1000):
if i>=n:
print(i-n)
break
B問題 「Judge Status Summary」
ただの数え上げ問題.
連想配列(辞書型)を使えば,難なく書ける.
n=int(input())
s=[str(input()) for _ in range(n)]
result={"AC":0,"WA":0,"TLE":0,"RE":0}
for i in s: #数え上げ
result[i]+=1
for k,v in result.items(): #出力
print("{} x {}".format(k,v))
C問題 「H and V」
問題内容については以下を参照
https://atcoder.jp/contests/abc173/tasks/abc173_c
この問題で考えることは以下の2点である
- 赤く塗る行と列
- 黒いマス(“#”)の数え上げ
1に関しては,行Hと列Wが 「1<=H,W<=6」という制約下なので,総探索で解いても間に合いそうだと直感的にわかる.
2に関しても総探索で判定できそう.
まずは,2に関するソースコードを書いてみる.
# 黒("#")の数え上げ
# H:行,W:列
cnt=0
for row in range(H):
for col in range(W):
if c[row][col]=="#":
cnt+=1
次に,上記のソースコードに1の条件を追加する.
考え方としては,赤く塗る場合を1,赤く塗らない場合を0として,起こり得る全ての組み合わせ(0と1)を列挙する.(以下のソースコードと例)
rows = itertools.product(range(2),repeat=H)
例:H=2の場合,rows = [ [0,0], [0,1], [1,0], [1,1] ]が列挙
[0,0] = どの行も赤く塗らない
[0,1] = 1行目を赤く塗る
[1,0] = 2行目を赤く塗る
[1,1] = 1,2行目を赤く塗る
また,黒マスは赤く塗られることで黒マスではなくなるので気を付ける.
これらの条件を組み合わせて書いたのが,以下のソースコード.
from itertools import product
#入力:N,M(int:整数)
def input2():
return map(int,input().split())
H,W,K=input2()
c=[list(input()) for _ in range(H)]
ans=0
for row_line in product(range(2),repeat=H): #[行]0:そのまま,1:赤く塗る
for col_line in product(range(2), repeat=W): #[列]0:そのまま,1:赤く塗る
# 黒("#")の数え上げ
cnt=0
for row in range(H):
for col in range(W):
if c[row][col]=="#" and row_line[row]==0 and col_line[col]==0:
cnt+=1
if cnt==K: #黒いマスがちょうどK個である
ans+=1
print(ans)
D問題「Chat in a Circle」
問題内容については以下を参照
https://atcoder.jp/contests/abc173/tasks/abc173_d
考え方のステップとして以下の通り.
- 入力配列Aを降順にソート
- “心地良さ”が最大になる位置に値を挿入していく
図で表すと,以下のような画像になる.

赤文字が次の”心地良さ“の値を表している.
この値が最も大きい場所に次の人が割り込めば良い.
つまり,この赤文字部分を配列の中に加えていき,その中での最大値を取り出していく.
今回は最大値を効率良く取り出すために,「優先度付きキュー」を利用して実装した.
結果,以下のソースコードで通った.
import heapq
#入力:[n1,n2,...nk](int:整数配列)
def input_array():
return list(map(int,input().split()))
n=int(input())
A=input_array()
sortA=sorted(A,reverse=True) #降順にソート
ans=0
q=[]
heapq.heappush(q,-sortA[0]) #初期値
for i in range(1,n):
tmp=heapq.heappop(q)
tmp*=-1
ans+=tmp
heapq.heappush(q,-sortA[i]) #挿入した値の左右に次の人が割り込む場所が生まれる
heapq.heappush(q,-sortA[i])
print(ans)
さいごに
C問題に関しては,もっと効率良く解くための方法があるかもしれない.
自分の場合,最初に効率良く解く方法を探して,分からない症候群に陥りやすい.
まずは総探索だとどうなるかを検討し,その後に計算量を少なくするにはどうすればいいかなと考えるようにしたい.
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